2022/02/25 Canyon.com
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最適なサイクリングシューズは?

バイクにしっかりと固定されること。なぜライディングの際にサイクリングシューズを履くべきなのか、そして最適なサイクリングシューズを選択する方法についてご紹介します。

最適なサイクリングシューズは? サイクリングどのシューズを選ぶ?




最適なサイクリングシューズの選び方

サンダルやビーチサンダル、オートバイブーツ、そして厚底靴は、どれもサイクリングをするには全く向いていません。シティバイクを短い距離しか乗らない場合でも、ライドに適した靴が必要なことはおわかりいただけるでしょう。どんなタイプのバイクでも、ライディングには専用のサイクリングシューズが不可欠です。では、ロードバイク用のシューズとツーリング用のシューズの違いは何でしょうか? 新しいサイクリングシューズを購入する前に、どのようなシューズがご自身に最適なのかを知っておくべきです。このガイドでは、最適なシューズを選ぶ方法をお伝えします。





サイクリングシューズはどうして今のような形になったのか?

シューズは、ライダーとバイクを結ぶ主な接点の1つです。サイクリングシューズの場合、1タイプではすべてに対応できません。サイクリングシューズは、ペダルをストロークするたびにペダルにパワーを伝達します。シューズが変形しにくいほど、パワートランスファーが効率的になります。

靴底の柔らかいスニーカーを履いていると、パワーの一部が靴底のたわみに吸収され、無駄になります。日常のライディングにはこれでも十分かもしれませんが、トレーニングやレースシーンではどうでしょうか? ロードバイクシューズに多く使用されるカーボンソールは極めて変形しにくいため、パワートランスファーが極めて効率的になります。この種のシューズはレースには最適ですが、ツーリングにはもう少し汎用性の高いものが求められます。

サイクルツーリングでは、快適性とパフォーマンスのバランスが必要です。効率的な走りを求めると同時にバイクを降りて歩き回りたいでしょう。そのため、ツーリング用のサイクリングシューズは、快適性を損なうことなく高いパワートランスファーを得るために、より柔軟性の高いコンポジットソールを採用しています。





足に合ったサイクリングシューズ

サイクリングシューズの主な長所は、他のシューズと比べて、ペダルへのパワートランスファーに優れていることです。この長所を十分に発揮するには、足に合ったシューズを選ぶ必要があります。かかとは浮かないように、シューズ内でしっかりと固定されていなければなりません。また、足のアーチが十分にサポートされている必要もあります。足はしっかり固定されていなければなりませんが、シューズがきつすぎてもいけません。ぴったりとフィットするシューズがなかなか見からない場合は、サイクリングシューズ専用の特製インソールを入れましょう。



最適なサイクリングシューズは? フィットしたサイクリングシューズは、パワートランスファーと快適性が向上します。

サイクリングシューズを購入する時の注意点は?





ビンディングペダルかフラットペダルか?

ビンディングペダルに使用するサイクリングシューズのソールには、対応クリートの取り付け部があります。クリートとは、スキーのビンディングと同様に、シューズをペダルに固定するための部品です。ビンディングペダルとクリートを組み合わせることで、サイクリング時にシューズを確実に固定できます。ビンディングペダルシステムは、片足でペダルを踏み込んでいるときに、反対側の足でペダルを引き上げる仕組みになっています。これにより、高効率のパワートランスファーが可能になります。ビンディングペダルには、ペダルから足を安全に外すために、シンプルなリリース機構があります。シューズとクリートをペダルから外すには、かかとをバイクの外側にひねります。ビンディングペダルは、パワートランスファー効率が高いため、レーシングバイククロスカントリーマウンテンバイクで特に人気です。

一方、フラットペダル用のサイクリングシューズは、変形しにくく滑りにくい専用のラバーソールを備えています。グリップ力が高いソールにより、ビンディングシステムなしでも、ペダル上で動かないようにシューズを保持します。この方法では、足をペダルに連結することなく高い安定性と安全性が得られます。この種のサイクリングシューズは次のようなライダーに好まれます。



  • フリーライダー
  • BMXライダー
  • ダートバイクライダー

要約すると、ライドで常に高効率のペダリングを重視するなら、クリート付きのサイクリングシューズが最適です。サイクリング中に足を自由に動かしたい場合や、バイクから降りてちょっとの間歩き回りたい場合は、フラットペダル用のサイクリングシューズがぴったりです。

フィットとサイズが正しいサイクリングシューズを見つけるには?

正しくフィットするサイクリングシューズを手に入れることは大切です。まずは、正しいサイズを選びます。サイクリングシューズの適正サイズは、いつも履いている靴とは異なることがあります。一部のメーカーでは、適正サイズが選べるように足の計測表を提供しています。また、サイクリングシューズの場合、適度な快適さを実現して圧迫点がないようにするためには、幅も極めて重要です。ヒント:メーカーに幅のサイズが複数あるか確認してください。

快適性を高めるため、サイクリングシューズにインソールを入れているサイクリストもいます。インソールの目的は1つではありません。たとえば、カーボンインソールはシューズからペダルに伝達されるパワートランスファーを向上するためのものです。足の位置を変えて怪我を防ぐために使用するインソールもあります。





サイクリングシューズにはどのようなクロージャーシステムがありますか?

最近のサイクリングシューズには数タイプのクロージャーシステムがあります。システムごとに長所と短所がありますが、ここではそれぞれの長所をご紹介します。



最適なサイクリングシューズは?

靴ひも

おそらく最もシンプルなクロージャーシステムは昔ながらの靴ひもです。フラットペダル用に設計されたツーリングシューズとマウンテンバイクシューズにはよく靴ひもが使用されます。また、シンプルな靴ひもを使ったロードバイクシューズも最近の流行です。靴ひもを使用すると、足の甲全体に圧力が均一に加わるので、圧迫点が生じません。クラシックでオーソドックスなサイクリングの伝統を重んじるが故に、靴ひもを好むサイクリストもいます。ただし、欠点も1つあります。ライド中にサイクリングシューズをきつくしたり緩めたりする場合、必ず止まってバイクから降りる必要があります。



最適なサイクリングシューズは?

ダイアルシステム

従来の靴ひもの代わりにダイアルとひもを使用したシステムを採用したサイクリングシューズもあります。ダイアルを回すだけでひもを締められるので、すぐに出発できます。このシステムは、優れた保持力と安定性を備えています。ライド中に締め具合を調節して、フィットを微調整できます。



最適なサイクリングシューズは?

ラチェットクロージャーとベルクロ

エントリーレベルのシューズは、ラチェットまたはベルクロのファスナーを使用する傾向があります。両方ともぴったりとしたフィット感を備え、圧力を均一に分配します。ライド中の調整も容易ですが、ダイアルシステムほどのきめ細かな調整はできません。



混合ファスナーシステム

一部のブランドでは、最良のサイクリングシューズを提供するため、複数のクロージャーシステムを組み合わせています。たとえば、靴ひもとフィットを微調整するダイアルシステムを組み合わせたサイクリングシューズもあります。





サイクリングシューズのタイプとそれぞれの特徴を教えてください。

サイクリングシューズの長所をタイプ別に見ていく前に、まず全体像を把握しましょう。サイクリングシューズにはどのようなタイプがありますか? 柔軟性の高いソールと変形しないソールがあるという違いに加えて、ビンディングペダルに対応しているものもあるということから、多くのタイプがあることがわかっていただけると思います。



  • マウンテンバイカー用マウンテンバイクシューズ
  • 自らのスキルを試すことを好むライダーのためのBMXシューズとダートライディングシューズ
  • スピードを愛するすべてのライダーのためのロードサイクリングシューズ
  • ライディングと同様に歩くことも必要なライダーのためのツーリングシューズ
  • ジムトレーニング用スピニングシューズ
  • ロードサイクリングシューズとマウンテンバイクシューズの理想的なバランスを実現したグラベルサイクリングシューズ


最適なサイクリングシューズは? マウンテンバイクのライディングには、頑丈なサイクリングシューズがマストです。

MTBシューズの特徴は?

マウンテンバイクを頻繁にライドするなら、耐久性の高い頑丈なシューズが必要です。ソールは変形しにくくグリップ力が高いものでなければなりません。また、アッパー素材は全天候型でなければなりません。シューズは、ライダーの足を雨、泥、木の根、岩など、ライダーの行く手を阻む自然の障害から保護してくれます。MTBシューズなら、とても深いぬかるみの中でも歩きやすく、十分なグリップ力を備えています。

クロスカントリーシューズは、エンデューロシューズよりも曲がりにくいソールを備えています。クロスカントリーシューズは、ロードシューズと同様に、レースシーンで最大限のパワートランスファーを発揮できるように作られています。一方、エンデューロシューズはより快適で、ライド中でも歩行時でもしっかりとしたグリップ力があります。このことから、マウンテンバイクシューズの各種モデルが大きく異なるということがわかります。



最適なサイクリングシューズは? 軽量で曲がりにくいサイクリングシューズは、ロードバイクのパワートランスファーを最大限に発揮します。

ロードバイクシューズの特徴は?

ロードバイクのライディングでは、ペダルへのパワートランスファーを最大限にすることが何よりも重要です。ロードバイクシューズは極めて変形しにくく、同時に極めて軽量です。このことから、ロードバイクシューズは最大限のパフォーマンスが重視されてることが明確です。ロードバイクシューズは歩行には向いていません。ロードバイクシューズのクリートは、大きなパワートランスファーを実現するため、特に大きく作られています。大きなクリートは、足からの圧を大面積で均一に伝達するため、ペダルによく伝わるのです。このため歩きにくくなりますが、高速かつ高効率のペダリングを保証します。

一部のロードバイクシューズは、内側に熱で柔軟になる材料が張られています。体熱で柔らかくなった繊維が、ライダーの足の形に完璧にフィットします。これには、パワートランスファーを向上し、足への圧迫点を防止するという2つの利点があります。





BMXとダート用のシューズの特徴は?

マウンテンバイクシューズをさらに頑丈かつ柔軟にし、グリップ力を高め、アッパー素材を強化してください。そのシューズが飛び石や隕石(冗談です…)の衝撃に耐えるなら、BMXシューズとダート用のシューズの完成です。マウンテンバイクシューズよりもさらに強力な保護力、グリップ力、安定性があります。また、フラットペダル用とビンディングペダル用があります。





グラベルシューズの特徴は?

グラベルの人気は、サイクリングシューズ市場にも影響を及ぼしています。現在、グラベルシューズと明確に銘打って販売されているモデルは多数あります。グラベルシューズは、ロードバイクシューズとマウンテンバイクシューズの特徴を組み合わせたものです。効率的なパワートランスファーと、歩行時の快適性のバランスがうまく取れています。強化したアッパー素材により、軽量性を維持しながら、石や泥から足を保護します。ソールの多くは快適性を妨げることなく、変形しにくく剛性に優れています。グラベルシューズのソールは、歩けるように設計されています(ライディング中、ハイク・ア・バイクセクションで有利)。ラバー製の凹凸とスタッドが、地面との摩擦力と必要なグリップを生みます。このシューズがあれば、次回のグラベルアドベンチャーやバイクパッキングでの移動が間違いなく容易になることでしょう。





ツーリングシューズの利点は何でしょうか?

サイクルツーリストは、ずっとバイクの上で過ごすわけではありません。歩く場面も多くあり、場所によってはバイクを押します。そのため、ツーリングシューズは快適でなければなりません。したがって、サイクルツーリングシューズのソールに柔軟性があることは理にかなっています。ツーリングシューズの多くはスニーカーのように見えますが、つま先に異物が当たらないようにするためにつま先部分が補強されています。それに加えて、ソールのグリップは大半のスニーカーに比べて強く、滑ってペダルから足が外れることはありません。一部のツーリングシューズはビンディングペダルに対応しますが、クリートはソールのくぼみに取り付けられるため、ほとんどわかりません。





スピニングバイク専用シューズは本当に必要?

スピニングバイクは、スピンバイクやエアロバイクとも呼ばれます。どの名前で呼ばれても、悪天候の中や混雑する道路を走ることなく楽しくトレーニングできるというコンセプトに変わりありません。スピニングは効率の良い有酸素運動であり、定期的にライドするサイクリストなら通常のトレーニングを補助してくれます。スピンバイクの多くは、両面式のペダルになっており、片面は一般的なフラットペダルにベルトが付いており、反対面はビンディングシステムになっています。ベルト付きの面は通常のスニーカーで使用することができますが、反対面を使用するにはビンディングシューズが必要です。

足にぴったりとフィットして、通気性が良く、効率的なパワートランスファーのためにソールがやや硬めのシューズがベストです。



最適なサイクリングシューズは? シマノのSPDビンディングシステムは、万能なシューズだと断言できます。堅牢、高耐久で、パワートランスファー効率が非常に高いのです。

SPDシューズとは何でしょうか?

SPDは、「シマノペダリングダイナミクス」の略です。このビンディングシステムは、バイク部品の有名メーカー、シマノが1988年から販売しています。このシステムは広く普及していますが、特にマウンテンバイクで好まれています。SPDシューズでは、クリートがくぼみに取り付けられていてソールから突き出さないため、歩行も容易です。クリートはかなり小さいため、大型のクリートに比べて泥が付着しにくくなっています。たとえば、クロスカントリーマウンテンバイク、グラベルロードバイク、そしてロードバイクとタイプの異なるバイクに乗るのに、3タイプのシューズをほしくない場合、1足のSPDシステムが問題を解決してくれます。

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