MyCanyon:カスタマイズのアイコン

近年のキャニオンで最も愛されたカスタムバイクデザインをご紹介。それぞれのデザインの背後にあるストーリーを発見しよう。

Canyon
Canyon.com 公開:2025/02/27
MyCanyon:カスタマイズのアイコン

「月を目指せ。たとえ月にたどり着かなくても、どこかの星には到達している」

Canyonでは、この諺がマインドセットになっています。創業者ローマン・アーノルドは、初日から「私たちの最高のバイクには最高のアスリートが乗るべきだ」と信じており、スーパースターの価値は常に投資に見合うと考えていました。

過去10年間、Canyonアスリートたちはバイクの可能性を再定義してきました。ヤン・フロデノ、アネミエク・ファンフルーテン、カシア・ニエウィアドマ、マチュー・ファンデルプールといったアイコンたちが、私たちを世界中の新たなライダーたちの領域へと導いています。

Valtteri Bottas Grail CF SL VB77
Valtteri Bottas Grail CF SL VB77
Jan Frodeno Speedmax CFR Moonshot
Jan Frodeno Speedmax CFR Moonshot
Fabio Wibmer Torque CF Firecracker
Fabio Wibmer Torque CF Firecracker

彼らの偉大さは、私たちのエンジニアリングとデザインの革新への野心を刺激してくれます。そこで私たちは常に、彼らの献身に報いるために、そのパフォーマンスに匹敵する特別なバイクを提供しようとしてきました。

そのため、プロ仕様のカスタムバイクは、私たちの歴史の象徴となっています。カラフルでダイナミック、そして個性的なカスタムCanyonは、路上でもレースでも常に注目を集めます。

これらは常に、協力関係がカギとなっています。Canyonのデザイナーやエンジニアはプロライダーたちと密に連携し、彼らのビジョンを探求したり、それを形にする手助けをしたりします。それぞれのデザインは、その個性、野心、ストーリーの一部を反映しています。

MyCanyon:カスタマイズのアイコン

アメリカのトラック&タイムトライアルスペシャリスト、クロエ・ダイガートのバイクを見てみましょう。遊び心あふれるエンブレムとフレーズで、バイクをポップに表現。

世界選手権のSpeedmax CFR TTには、蝶、ダイヤモンド、そしてブルーノという名のクマなど、ライダーの個性的な要素が多数含まれていました。

MyCanyon:カスタマイズのアイコン

一方、アイアンマンワールドチャンピオンのトライアスロン選手、フランス人のサム・レイドローには、ルイ・ヴィトンからインスピレーションを得て彼のイニシャルでカスタムロゴを創り、フレームにデザインしたSpeedmaxを提供しました。このデザインは、バイクの内外での彼の強い個性を反映しています。

他のアスリートたちの多くは、バイクの美しさよりも、塗装でバイクが重たくならず、軽量に保たれることを重視しているようです。

すべてのカスタムCanyonにはストーリーがあります。ここでは、近年の注目すべきカスタムバイクを順不同でご紹介します。

それぞれが、バイクに乗ることの特別さを証明するものです。それは、私たちがMyCanyonで目指す目標も、これと同じものです。

MyCanyon:カスタマイズのアイコン 「マチューはクリーンさを愛する男で、白いフレームしかリクエストしてきません」とCanyonのシニアグラフィックデザイナー、ルーカス・ベックは語ります。

World Champion Aeroad [2024]

マチュー・ファンデルプールは、白いバイクに乗ることだけを望んでいます。2023年のイギリス・グラスゴーでの劇的なロード世界選手権優勝を記念して、2024年のツール・ド・フランスでは、ホワイトをベースに虹色の塗料を散らしたデザインで、未発表の新型Canyon Aeroadを使用しました。この世界チャンピオンは、オランダ人チームメイトのヤスペル・フィリプセンを3ステージで勝利に導くリードアウトのアシストを果たし、注目を集めました。

MyCanyon:カスタマイズのアイコン カラーピグメントの代わりに細かいコーヒー粒を使った「フロディッシモ」バイクで望み通りの仕上がりを得るためには、塗装工場で多くの試行錯誤が必要でした。

Frodissimo [2023]

伝説的なトライアスリートのヤン・フロデノは、スペインのジローナでスペシャリティ・コーヒーを専門にするカフェを所有するほどのコーヒー愛好家として知られています。「フロディッシモ」カスタムSpeedmax SLXは、本物のコーヒー粉末を塗料に混ぜて描かれています。各フレームに7g相当のエスプレッソを吹き付けました。

MyCanyon:カスタマイズのアイコン マンガコミックのアクションシークエンスの大胆で運動的なエネルギーに触発され、西窪友海のAeroad CFR Tokyoのローンチビデオでは、同じようなクリエイティブな精神を称えています。

Tokyo [2021]

マンガは日本の文化、創作力、文学が究極的に融合した独自の形の芸術であり、世界中で数億人のファンに愛されています。Canyonは東京オリンピックで選手が乗るための特別なバイクを作りたいと考えており、シニアグラフィックデザイナーのルーカス・ベックがアニメデザインを描いてフレームにデザインしました。このバイクは、日本のストリート・トライアルライダー西窪友海がAeroadエディションのバイクにさまざまなインパクトの強いスタントをかけた動画で発表されました。

MyCanyon:カスタマイズのアイコン コンスタンティン・グルチッチは、数十年にわたりインダストリアルデザインの最前線で開発された、数多くの受賞歴を持つ作品をポートフォリオに持っています。彼がバイクに取り組んだのはこれが初めてでした。

Ultimate Artist:コンスタンティン・グルチッチ

世界的に有名なインダストリアルデザイナー、コンスタンティン・グルチッチは、カスタムデザインのためにCanyon Ultimateを真っ白なキャンバスとして与えられ、フレームにキネシオテープを施すことからデザインを始めました。彼の独特なアプローチにより、Canyonのロゴはほぼ完全に隠れる形になりました。「隠そうと思ったわけではなく、創造的なプロセスの中で自然にそうなったのです。ロードサイクリングファンは、ロゴがなくても、Ultimateをその特徴的な形状から瞬時に認識することができます。」

MyCanyon:カスタマイズのアイコン アネミエク・ファンフルーテンは、自分のために製作されたカスタムゴールドのSpeedmax TTに非常に感動し、彼女がCanyon本社を訪れた際には、そのフレームデザイナーであるルーカス・ベックの首にオリンピック金メダルを掛けました。

ゴールドSpeedmax

プロサイクリストのアネミエク・ファンフルーテンは、バイクの重量に対するこだわりで有名で、標準よりも数gも重い複雑なカスタムペイントのバイクに乗るのを拒否するほどでした。東京オリンピックのタイムトライアルで優勝した後、彼女はついに考えを変え、このゴールドのSpeedmaxがその結果として誕生しました。手作業で金箔が貼られたこのバイクは、ほぼ鏡と同じくらい反射性があり、彼女はとても気に入りました。

MyCanyon:カスタマイズのアイコン ヤスペル・フィリプセンは2022年ツール・ド・フランスでステージ2勝を挙げ、さらに2023年はステージ4勝を記録して世界最速のスプリンターという称号を確たるものとしました。

ヤスペルが乗るグリーンのAeroad

世界最速のライダーにふさわしい世界最速のバイク。ヤスペル・フィリプセンが2023年のツール・ド・フランスで緑色のスプリント賞ジャージを手にしたとき、Canyonは即座にジャージに合わせた彼専用のAeroadカスタムフレームを用意しました。「グリーンのマシン」に乗った彼は4ステージで勝利を挙げ、世界最高のレースで初めて総合ポイント賞を獲得しました。彼自身のスタイルでそれを成し遂げたのです。

MyCanyon:カスタマイズのアイコン 「整然としたワールドツアーチームもいいが、自分はそんな風にならないだろうし、そうなりたくはない」 – アレク・ブリッグス、TEKKERZ

TEKKERZ

アレク・ブリッグス率いるイギリスのレース愛好家集団は、常に彼ら独自の方法で物事に取り組みます。アレクに言わせれば、「普通のことにもちょっとひねくれて個性を出す」スタイルです。2024年に使用したTEKKERZ公式チームカーはVolvo 850 Estateでした。90年代のイギリスツーリングカー選手権で使用された、Volvoを象徴する、そしてちょっと目を引く車です。「Volvoがレースを戦ったときと同じように、普通じゃないチームカーを使いたかったのです」とアレクは言います。このチームでは、スタイルと速さの両面からレースバイクにAeroadを選び、象徴的な青と白のカラーリングで揃えています。ホイールは、カスタムのクロムカーボンのLightweight製となっています。

MyCanyon:カスタマイズのアイコン クリテリウムレースに参加するプロライダーのダンテ・ヤング。マイアミ・ブレイザーズ仕様のCanyon Aeroadを使用。

マイアミ・ブレイザーズ

マイアミ・ブレイザーズは、さまざまな背景を持つライダーのためによりよい道筋を示すというビジョンを持って2022年にアメリカで生まれ、すぐに最も刺激的なロードレースチームとなりました。カスタムデザインのCanyonのフレームは、活気に満ちたシティカルチャーのエッセンスをテーマとしています。鮮やかな白をベースにメタリックなオレンジとピンクのロゴを配置したカラーリングはフロリダのゴールド・コーストの美しい夕暮れを、ウェーブパターンはどこまでも続くマジック・シティの砂浜を表しています。熱気あふれる街でのレースをイメージしたバイクとなっています。

MyCanyon:カスタマイズのアイコン 2024年ツール・ド・フランス・ファム・アヴェック・ズイフトで優勝を決めた瞬間、イエローカラーのカスタムAeroadを高く掲げるカシア・ニエウィアドマ。

カシアのイエローのAeroad

ツール・ド・フランスは唯一無二のレースです。プレッシャーが大きい分、勝利の価値も大きく、注目度も抜群です。細かいところまでをすべて完璧に仕上げなければいけません。このため、CANYON//SRAMチームが2024年のツール・ド・フランス・ファム・アヴェック・ズイフトに挑む際には万全の準備を整え��した。カスタムペイントのAeroadフレームも、数台分がチームトラックに積み込まれていました。出番が来たらいつでも出せるように。そして、その出番が実際にやって来ました。カシア・ニエウィアドマが第5ステージでマイヨ・ジョーヌを獲得したので、チームメカニックは翌朝のレースに向けてその夜のうちに黄色のAeroadフレームを組み上げました。さらに黄色のヘルメット、サングラス、Zippホイールを用意し、さらにレース無線用のイヤフォンにまで黄色のテープを施して、カシアが晴れ舞台の瞬間を味わえるように準備を整えました。

MyCanyon
カスタマイズ可能
Build your dream ride
From colourful artworks to dream components and more, take your Aeroad CFR to a whole new level with MyCanyon.

この記事はお役に立ちましたか?

フィードバックいただき、ありがとうございます

ストーリー

2025/05/24
新しいグラベルバイクを選ぶのは、岩がゴツゴツした道を走るのと同じくらい難しいものです。この購入ガイドでは、Canyonの各オプションの得意なところと苦手なところを一緒にご紹介します。
2025/05/14
次のロードバイクを選ぶ際に役立つ情報をすべてCanyonのエキスパートがわかりやすくお伝えします。ロードバイクのさまざまな種類や自分の乗り方に完璧にフィットするモデルの選び方を解説。何シーズンでも何年でも楽しんで乗れるバイクを見つけましょう。
2025/04/29
グラベルバイクとは、あらゆるロードライドに対応できる、自動車におけるSUVのような存在です。対してロードバイクは重量を削ぎ落とした繊細なエアロデザインをまとい、綺麗な舗装路における純粋なスピードと軽さのためにいわば繊細に設計されています。見た目は似ていますが、大きく異なります。グラベルバイクは、ロードバイクでは立ち入れない環境に立ち入ることができます。様々な路面や地形に対応できる多用途性の高さが魅力となる反面、舗装路における反応性の良さ、スピードとレースパフォーマンスは、ロードバイクにはかなわないでしょう。
2025/02/27
Aeroad CFRは、セットアップをイチから自由に決めることができます。この記事では、ロードバイクのコンポーネントをカスタマイズする方法や、パーツの選び方を詳しく説明します。 
読み込み中
Loading animation image