2020/11/02 Canyon.com
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グラベルバイク vs ロードバイク:それぞれのバイクの特色とは?そしてその違いとは?

グラベルバイクとは、あらゆるロードライドに対応できる、自動車におけるSUVのような存在です。対してロードバイクは重量を削ぎ落とした繊細なエアロデザインをまとい、綺麗な舗装路における純粋なスピードと軽さのためにいわば繊細に設計されています。見た目は似ていますが、大きく異なります。グラベルバイクは、ロードバイクでは立ち入れない環境に立ち入ることができます。様々な路面や地形に対応できる多用途性の高さが魅力となる反面、舗装路における反応性の良さ、スピードとレースパフォーマンスは、ロードバイクにはかなわないでしょう。

グラベルバイク vs ロードバイク:それぞれのバイクの特色とは?そしてその違いとは? Gravel vs. Roadbikes / Canyon.com

グラベルバイク vs ロードバイク:その違いとは?

グラベルバイク とロードバイクは、多くの点で良く似ていますが、いくつかの重要な点で違いがあります。

ロードバイクは、滑らかなアスファルトの上で最適なパフォーマンスを発揮できるように設計された、流線型で軽量なエアロマシンです。しかしロードバイクその性能を得るために、高価格で、オフロードでの使用にはリスクがあります。

一方、ロードバイクでは走れないところを走れるように設計されたグラベルバイクは、サイクリング界のSUV、つまりオールラウンダーです。アスファルト上での走行はもちろんのこと、砂利道や岩場、砂地のトレイルでも優れたパフォーマンスを発揮します。様々な環境に対応できるグラベルバイクは、快適性、適応性、多用途性、そして頑丈さを備えています。

しかし他のオールラウンダーと同様に、グラベルバイクは滑らかなアスファルト上では、飛ぶように進む軽快さと、ダイレクトで緻密なフィードバックを得ることができません。軽量化されたタイヤ、細いタイヤ、空気力学に基づいたチューブがより速く空気を切り裂くロードバイクは、反応性とスピードの面で他の追随を許しません。

Gravel vs. Roadbikes Gravel vs. Roadbikes / Canyon.com

ロードバイク vs グラベルバイク:ジオメトリー設計

グラベルバイクのジオメトリーは、 ロードバイク よりもリラックスしたものになっています。グラベルバイクでは、よりリラックスしたポジションを可能にする背の高いヘッドチューブを採用しているため、ロードバイクで見られるホリゾンタル基調なデザインとは異なり、トップチューブがスローピングしていることが多いです。これにより、よりリラックスしたハンドル操作が可能になり、荒れた路面でも神経質なハンドル操作が不要になるため、オフロードでは大きなメリットがあります。

安定性と快適性を向上させるために設計されたグラベルバイクは、ロードバイクよりも多様な路面を走行することができます。ボトムブラケット位置が高くなっているため、凹凸のある路面でもクリアランスを確保でき、一般的にホイールベースが長くなっているため、荒れた路面での安定性が向上しています。

グラベルバイクの太いタイヤ:そのメリットは?

ワイドリムのホイールが多くなってきた昨今、グラベルバイクのタイヤ幅は40mmが最も一般的です。多くのグラベルライダーは、このタイヤ幅が路面抵抗が大きすぎず走行効率に優れ、かつオフロードのグリップ力も備えるスイートスポットだと感じています。タイヤのクリアランスが十分に確保されているため、多くのグラベルバイクでは、タイヤ幅を大きく広げたタイヤを装着することができます。

かつてロードバイクは23mmの細いタイヤが一般的でしたが、転がり抵抗に関する現代の科学では、やや太めのタイヤが最適な選択であることがわかっている。路面状況にもよりますが、舗装路では25mmから28mmが最も一般的です。

グラベルやロードバイクにディスクブレーキは必須でしょうか?

ディスクブレーキは、ロードバイクとグラベルバイクの両方でますます一般的になってきています。グラベルバイクでは、油圧式ディスクブレーキは、時に簡単とは言えないオフロードの状況下でも自信を持ってコントロールでき、ストッピングパワーを発揮できるという点で不可欠です。また、異なる用途に合わせて使用するホイールやタイヤを交換する場合、ディスクブレーキは、ホイールサイズの変更ををも容易にできるため、汎用性を担保する重要な側面と言えます。

グラベルバイク vs ロードバイク:ギヤレシオ

ロードバイクのギヤレシオは、比較的狭い範囲に収まっています。一般的には、チェーンリングはインナー36~42T、アウター52~53Tのダブルチェーンリングを採用していますが、より50/34Tといったコンパクトなオプションも用意されています。標準的なカセットは11-28から11-32が多く、フラットコースから山岳ライディングのためのギヤレシオとなっています。

グラベルでは、もっとワイドなギヤレシオとなっています。主にシングルチェーンリングとダブルチェーンリングの2つのオプションがあります。

シマノのグラベル専用GRXグループセットには、1xと2xの両方のセットアップが用意されています。どれだけのギヤレシオを求めるかにもよりますが、1x構成では、11-42または11-40のカセットと40または42Tのチェーンリングがペアになっていることが多いでしょう。

2xセットアップでは、11-34カセットの48/31Tのダブルチェーンリングが最も一般的です。このような構成は、ギア間のギャップが小さくなるクロスレシオを意味します。

グラベルバイクのオフロード走行では、チェーンが暴れるチェーンスラップが大きな問題となります。シングルチェーンリングは、荒れた地形でチェーンを維持するのに役立つ、ナローワイドと呼ばれる歯先形状を備えています。リアディレイラーのテンションを高めるクラッチも、グラベルバイクの必需品です。

ハンドルバーとコクピットのデザイン

どちらのバイクもドロップバーデザインを採用していますが、グラベルバイクの場合、ロードバイクに比べて空力と重量はそれほど優先順位は高くする必要がありません。グラベルバイクのドロップバーは外側にカーブさせて拡げる傾向があり、荒れた路面でのコントロール性を高めるワイドなグリップを実現しています。

ロードバイクのハンドルバーのデザインはカーボンファイバーが主流です。カーボンは減衰性に優れていますが、たわみが原因でコントロール性が低下することもあります。アルミはたわみの影響を受けにくく、同じ減衰効果はありませんが、グラベルバイクでは一般的です。

Gravel vs. Roadbikes Gravel vs. Roadbikes / Canyon.com

ロードバイクの性能を備えるグラベルバイクは、実現できる?

多くのライダーが、新世代の超汎用性の高いグラベルバイクなら、ロードバイクと同じくらい舗装路で高性能を発揮できるように、グラベルバイクをアップグレードできるかどうか興味を持っているかと思います。

ジオメトリーが似ているため、デュアルバイクのアイデアには確かにメリットがあります。グラベルバイクのロード性能を最も制限するのは、タイヤ幅とそれに伴う抵抗です。異なるサイズのホイールを簡単に交換できるように設計された、 ロード用ホイール をグラベルバイクで使用すれば、平坦な場所でも坂道でもスピードに大きな違いをもたらすことができます。

しかしグラベルをさらにカスタマイズするのは、簡単なことではありません。 ハンドルバー の位置は高く、ボトムブラケットも高く、サドル位置の調整も面倒になるかもしれません。

要するに、グラベルバイクをロードバイクの性能に近づけることはできます。しかしながら、ロードバイクの本物のスピードと反応性には決してかなわないということです。

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グラベルバイク vs ロードバイク:私はどっち?

端的に言えば、あなたのニーズ、そしてオフロードでどれだけの時間を過ごすつもりかで決めるべきでしょう。ロードバイクはどこにでも行けるわけではありませんが、グラベルバイクならどこにでも行けます。

キャニオンのグラベルロードバイク

どんどん拡大を続けるグラベルイベントのカレンダーに合わせて、Canyonではどんなルートでも冒険心を刺激するグラベルロードバイクのラインナップも用意しています。レース、トレーニング、あるいは仲間との楽しい時間を過ごすために、GrailとGrizlのグラベルロードバイクは、そのためのツールです。

Canyon Grail グラベルロードバイク

スムーズなアスファルトからグラベルトラックまで適応できる、幅広い Grailシリーズ をご用意しています。

多くのモデルにShimanoのグラベル専用GRXグループセットが搭載されており、人間工学に基づいたデザインが自信を与えてくれます。グラベルで重要になるタイヤクリアランスを確保するために設計されたジオメトリーは、カーボンとアルミニウムの両方をラインナップしており、どちらもオフロードとオンロードの長距離を快適に速く走るためにデザインされています。

Canyon Grizl グラベルロードバイク

トレイル楽々走れる走破性を持つのが、2021年の新製品はである Grizlです。 Grailがオンロードからグラベルまでの完璧な架け橋であるのに対し、Grizlは文明から離れた荒野での活動を好みます。

ほとんどのモデルには、グラベル専用グループセットの中でも最も優れたものの一つであるShimano GRXが搭載されています。グラベル愛好家の方には朗報です:イタリアの名門コンポーネントメーカーであるCampagnoloの1x13 Ekarセットアップが用意されており、注目を集めることでしょう。

キャニオンのロードバイクなら、豊富な選択肢があります

キャニオンなら、ロードバイクのオプションは広範です。それぞれの用途のために専門化された性能を実現しており、さらにすべての異なる必要条件、予算に合致するようラインナップされています。グランツアーに勝利するためのレーサーから、超長距離のロングライド用モデル、そしてトライアスロンにまで選択肢は広がります。

Endurace

Enduraceシリーズ は、一日中快適なライディングを提供します。前傾を抑えたスポーツジオメトリーで、腰や腕への負担を軽減し長時間パフォーマンスを発揮し続けることができます。また路面からの振動吸収性に優れ、長時間のサドル上での乗り心地を最大限に高めています。

Ultimate

Ultimateシリーズ は、キャニオンで最も歴史あるオールラウンドなレースバイクです。アグレッシブなスポーツプロジオメトリーに軽量化されたデザイン、そして反応性と快適性を兼ね備えています。グランツールを制した実績が証明するように、レースでの勝利を目指せるのはもちろんのこと、軽量オールラウンドなロードバイクとして、究極のロードライドの楽しみを味わうのにも最適なモデルです。

Aeroad

卓越したエアロレースバイク。風洞実験でテストされた Aeroadシリーズ は、最適な効率で空気を切り裂き、ロードで最適なエアロ性能を発揮するように精密に設計されています。またエアロロードでありながら高い快適性を備え、パリ〜ルーベのようなクラシックレースでもプロ選手に愛用されています。さらには超級山岳をも苦にしない、その軽さも魅力と言えます。

Speedmax

Speedmaxシリーズ は、タイムトライアルとトライアスロン用に特化して開発されたバイクです。最高の空力性能を実現するために様々な機能を最適化されたSpeedmaxは、長距離での快適性を提供し、エナジー補給と水分補給のためのスマートなソリューションを完備しています。

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