2021/12/24 Canyon.com
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冬場にモチベーションを保つ方法

寒い冬の時期にモチベーションを維持するのは簡単ではありません。そこで、メンタルパフォーマンスコーチにアドバイスをお願いしました。

冬場にモチベーションを保つ方法 冬場にモチベーションを上げるための8つのヒント

冬の朝は「もう少し寝ていたい」という気持ちがひときわ強くなります。外が暗くて凍るように寒いと、日が高くなるまではお茶でも飲んでのんびりしたくなります。冬場は、ライドに出かけるモチベーションを保つのが他の季節よりも難しいものです。

しかし、1年のうちの3か月、あるいはそれ以上の期間、バイクを「冬眠」させるのはもったいない。そこで、Canyonのビジネス・メンタルパフォーマンスコーチであるラルフ・ボナベンチュラに、冬季も自転車に乗り続けるためのコツを尋ねました。

1. モチベーションが下がっている理由を理解する

Ralf Bonaventura

やる気が出ない理由を外部的な要因に押し付けることは簡単ですが、実際には自分の中に理由があることもあります。ラルフは次のように述べています。「いまバイクに乗る気になれない原因は実際のところ何なのか、自分自身に正直に問いかけてみないといけません。人は、もっともらしい理由をいくらでも作り出すことができるものです」

なぜ冬場は他の季節よりもモチベーションが下がるのでしょうか? その問題はどうすれば解決できますか?

またラルフは、問題をチャレンジとして捉えることを提案しています。「バイクに乗ることで何が得られるのか考えましょう。冬ライドで得られる心の強さは、トレーニング以外のところでも役に立ちます。『克服した自分へのごほうび』を用意するのも一案です。あたたかいお風呂やよく冷えたビールなど、ちょっとしたことでかまいません。ごほうびリストを作るのも良いですね」

2. しばらく休む

休むことは何も恥ずかしいことではありません。花が年中咲きっぱなしではないように、アスリートのトレーニングプログラムでも休養が必要です。プログラムには数週間の休養やオフシーズンも組み込みます。

冬に入るときに精神的または肉体的(その両方の場合もあるかもしれません)に疲れているようなら、自分が達成したことを一歩引いて考えてみたり、その年の主なライドを振り返ったりしてみましょう。休養中にこのような作業を行うと、次の年に自分がしたいことや行ってみたい場所が見えてきます。

3. しっかりと準備して失敗を避ける

トレーニングの前夜や数時間前にあらかじめ計画を立てておくと、外へ出たりローラー台に乗るのが大幅に楽になります。ラルフは次のように話します。「言い逃れをしないようにするには、しっかりと準備するのがいちばんです。計画どおりに行かなかった場合を想定して代替案も用意し、仲間をトレーニングに誘いましょう」

普段からZwiftで室内トレーニングを行っているなら(他の通信型アプリでもかまいません)、セッション中に聴くお気に入りのプレイリストを作成し、バイクをセットして、あとはバイクに乗るだけという状態にしておきましょう。

4. 高性能のサイクリングウェアを購入する

サイクリングウェアの準備も大切です。冬場は暖かさと快適性を両立させることが非常に重要で、そのためには高品質なウェアを着用するのが最も良いでしょう。Canyonの冬用ウェアガイドでは、寒い季節に向けて最適なウェアを選ぶために参考となる情報を紹介しています。暖かい装備があれば、外に出て冬の澄んだ空気の中でバイクに乗るのがもっと楽しくなります。

5. 次の年の目標を立てる

将来に目標とするイベントがあれば、外に出るための良いモチベーションとなるでしょう。何事においても下準備を抜きにして目標を達成することはできません。数か月先に控えているイベントやライドもこれと同じです。

壮大な目標や世界一周の旅などではなく、ちょっとした実現可能な目標を立てると、達成感を繰り返し得ることができます。新しいトレイルを止まらずに走ってみる、知らない土地をバイクで訪れてみる、これまで登ったことのない坂に挑戦してみるなど、どんな目標でも良いのです。

もう少し大きな目標を設定するなら、1年間の目標走行距離を決めたり、Stravaで設定されている地元のKOM/QOMの獲得に挑戦したり、レースで勝つことを目指すのもいいでしょう。

冬場のライドへのモチベーション 冬場には他の種目に挑戦してみませんか?

6. 別種目のサイクリングに挑戦する

夏場によくロードバイクに乗る方は、コンディションがあまり良くない季節には少し違うことに挑戦してみるのもいかがでしょうか。

10月から2月にかけて開催されるシクロクロスレースは短時間・高強度で楽しく走れるので、コンディションの維持に役立ちます。マチュー・ファン・デル・プールなどのライダーは、この季節はAeroadからいったん離れ、Infliteに文字どおり飛び乗っています。地元のシクロクロスレースを探して、参加してみましょう。カテゴリ別、年代別のレースが行われていて、楽しい一日を過ごすことができます。

冬場にはマウンテンバイクも広く楽しまれています。日が短く天気が悪いことも多い季節に、短時間で良いトレーニングができます。マウンテンバイクであれば、交通量の多い道路から離れ、仲間と一緒に楽しむことができます。お気に入りのバイクパークやMTBコースで友人たちと一日中楽しみましょう。

冬場にトラック種目を楽しむ人もたくさんいます。競技場の多くは、試走会やあらゆるレベルのライダーに向けたコーチングを実施しています。トラック競技のレースも冬場に開催されるので、その機会に腕試しをしてみるのもいいかもしれません。

冬場のライドへのモチベーション 筋力トレーニングとコンディショニングを普段のトレーニングに組み込んで怪我を予防

7. 新しいトレーニング方法を導入する

普段と違うことをするのは生活の中のスパイスとなるほか、バイクだけではできないトレーニングを行えます。筋力トレーニングやコンディショニングを取り入れると、筋肉のバランスが崩れているところを直したり、怪我を事前に防いだりするのに役立ちます。

また、経験がないことに挑戦すると自分が急激に成長するのが実感できるため、良い刺激になります。変化をつけることは休養と同じくらい大切だと言われています。

冬場のライドへのモチベーション 友人と一緒に走るとつらいライドが一気に楽しくなります。

8. 一緒に走る仲間を見つける

誰かと一緒に走ると、どんなときでもモチベーションが高まります。待ち合わせ場所に友人がいると思えば、ベッドから出て外へ出かけたくなります。

通勤ライドでも週末のライドでも、一緒に走る仲間がいれば、寒い日にもモチベーションが上がり外出する気にさせてくれます。

冬を賢く過ごす

モチベーションが低い時期が数週間続いても、気にすることはありません。人間なら誰しも休みが必要です。少しバイクから離れ、数週間ほどトレーニング量を減らしたり、単純に生活の中で違うことを楽しんだりする期間を設けるのは、大切なことです。

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