Take Flite

  • 01 Take Flite
  • 02 Concept
  • 03 Engineering
  • 04 Handling
  • 05 Features
  • 06 Design

Inflite CF SLX

01

自転車競技において、シクロクロスほど過酷な条件で、レッドゾーンでのバイクコントロールと身体能力を試される種目は他にありません。

シクロクロスのコースは年々難しくなり、ライダーのスキルも進化しています。また、スポーツの世界は常に進化し続けるものであり、機材の先進性が勝負を決めることもあります。

最新鋭Inflite(インフライト)CF SLXは、そんな現代のシクロクロスシーンにマッチするモダンレーシングバイクとして開発されました。

シクロクロスバイクに必要とされる特有の機能を盛り込み、あらゆるセクションで数秒ずつリードを奪うことができるバイクです。

インフライト、優勝への最短フライト。

Red Dotデザインアワード
ベスト・オブ・ザ・ベスト2017受賞

02

膝下の高さまである障害物、長い階段、砂の斜面など、シクロクロスは自転車競技であるにも関わらず自転車を降りなければいけない場面が必ず存在します。

スムーズに降車し、すみやかにバイクを担ぎ上げ、丁寧にバイクを降ろし、すばやく乗車する。この一連の流れはレーサーにとって必須のスキルです。

担ぎセクションというのはレースにおいて無視できない部分ですから、フレームの前三角は広くとり、腕を入れやすくする必要があります。

小さなフレームサイズでもスペースを確保し、またフレームの柔軟性、快適性を損なわないため、独特なトップチューブ形状を開発しました。

Shouldering

独特な形状のトップチューブとシートチューブにより、前三角のスペースを広く取り、腕と肩を入れやすくしました。

Carrying

トップチューブを水平に、腕に近い場所にすることで、担ぐほどでは無い降車セクションでも、バイクを持ち上げやすくしました。

Securing

ダウンチューブの角度を少し立てることで前輪とのクリアランスを確保し、担いだ際に腕を回してハンドルをホールドしやすくしました。

03

シクロクロスレースは加速と減速の繰り返しであり、登りと下りの繰り返しでもあることから、フレームは軽量で高剛性であることが求められます。

さらに、オフロードレースであることから、様々な衝撃に耐えうる頑丈さも求められます。また、シクロクロス特有の泥はけ性能も、重要な課題です。

Carbon For Cross

軽量性、高剛性、高強度がすべて並立したフレームを作り上げるために、ハイテンシルカーボン・ハイモジュラスカーボン・インターミディエイトモジュラスカーボンをそれぞれ最適な場所に配置。

フレーム単体平均重量940g(Mサイズ)、フレームセット平均重量1,300g以下を実現しました。

Minimal Mud Surface

チューブ接合部分の形状を見直し、よりスムーズな形状にすることによって、泥が付着する面積を8.5%削減することに成功しました。

レース中の泥によるトラブルや重量増加を低減し、バイク交換の頻度を減らすことができます。

Space & Comfort Gains

特徴的なトップチューブとシートチューブの形状により、担ぎやすくなっただけでなく、シートポストの突き出しを多くとることで、柔軟性を格段に向上しました。フレームが硬すぎると、レーサーの体力が少しずつ奪われてしまいます。

快適性の高いバイクに乗ることで、アタックやスプリントに備えて脚力を温存することができます。もちろんこのフレーム形状は100%UCI規則に準拠しています。

04

レースコースが高速化し、よりテクニカルになるにつれて、シクロクロスバイクのハンドリング性能はより重要視されるようになりました。

これまでのシクロクロスは、ロードバイクのジオメトリーをベースにしたものでしたが、今回Canyonは、新たにマウンテンバイクの設計手法を取り入れました。

Modern Geometry

高速走行時の直進安定性と、低速コーナーでの回頭性を両立させるには、絶妙なバランスをとる必要があります。

現代のマウンテンバイクでは、フォークを寝かせてホイールベースを長くとり、短かいステム、幅の広いハンドルを装備することが主流になっています。

Canyonはこのコンセプトをシクロクロスにも取り入れました。ロードバイクには無い、短かめのステムと幅の広いハンドルを組み合わせたステム一体型ハンドルを新たに設計しました。

Size Matters

これまで、サイズの小さいフレームはコーナリング時の前輪とシューズの干渉を防ぐため、ハンドリング性能を犠牲にしてヘッド角を寝かせることが主流でした。

ですが、Canyonは3XSサイズと2XSサイズに650Bホイールを採用することで、他のフレームサイズと同様の俊敏なハンドリング、無理のないライディングポジションを実現しました。3XSサイズの参考適正身長は152cmからとなっております。

Talking Trail

3XSサイズと2XSサイズは、650Bホイールを採用することで、他のサイズよりむしろ俊敏なハンドリング性能を手に入れました。

これまで体格の制限により適切なシクロクロスバイクを探すのが難しかった女性ライダーや、本格的にレースシーンでステップアップを目指すジュニアライダーには見逃せない選択肢です。

05

レースシーンにおいては、少しの差の積み重ねが好成績につながります。Inflite CF SLXにおいても、ベストなバイクを作り上げるため、細かな工夫を凝らしました。

Clearance For Cross

すべてのInflite CF SLX完成車モデルは、UCI規定に沿った33mmタイヤを装備しますが、フレームのタイヤクリアランスは38mmまでのオフロードタイヤが装着可能な広さがあります。

Adapted Rotor Sizing

フレームサイズごとに、ライダーの想定体重にあわせた大きさのブレーキローターを標準装備。少しでも重量を軽減し、また無理のないブレーキコントロールを実現します。

もちろんディスクブレーキシクロクロスの標準である前後12mmスルーアクスルおよびフラットマウントキャリパーブレーキ仕様となります。

Integrated Seat Clamp

ロードバイクファミリーのUltimateシリーズとEnduraceシリーズに採用されている、シートチューブ埋め込み型シートクランプを、Inflite CF SLX用に最適化しました。

水分や泥によるトラブルを抑え、さらにシートポストの突き出しを長くとることで快適性を向上させます。

Drivetrain Compatibility

機械式でも電動式でも。フロントダブルでもフロントシングルでも。1種類のフレームで様々なセットアップが可能です。

フロントシングルの場合は、専用のチェーンキャッチャーを装備することもできます。

06

すべての設計は、勝利のために。Inflite CF SLXの、一見奇抜とも思えるフレームデザインは、すべてシクロクロスレースで必要な機能のために設計されています。

部分ごとではなく、全体を統合してデザインすることが、現代のモダンバイクには必要です。専用のステム一体型ハンドルに、フレームと一体で快適性を追求したシートポスト。

Inflite CF SLXは、暗い冬のレースコースで一番輝くバイクとなります。

Red Dotデザインアワード
ベスト・オブ・ザ・ベスト2017受賞

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