2022/01/06 Canyon.com
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冬の自転車通勤対策

冬の自転車通勤には独特の難しい問題があります。それを乗り越える方法を見てみましょう。

冬の自転車通勤対策 ちょっとしたヒントで冬の自転車通勤も快適に。

冬の自転車通勤では、冬ライドに適したバイクとキット、正しい心構えが大切です。気温が低く、日が短い冬。路面も滑りやすくなるため、特に入念な準備が必要となります。1年以内にサイクリングを始めたライダーにとって、冬を迎えるのは初めてかもしれません。また、自転車通勤によってインドアトレーニングを避けようと考えている好天専門のサイクリストもいるでしょう。

ハウツー:自転車通勤では自転車での通勤の利点を大まかに紹介していますが、冬の自転車通勤はそれより少し複雑です。冷え込む数か月間、脚を回し続け、仕事の前後にエンドルフィンを確実に出すようにするために、冬に走り続けるためのCanyonのヒントをご覧ください。

冬の自転車通勤対策 薄暗く日が短いからといって、自転車通勤を諦める必要はありません。

冬にサイクリングできますか?

はい、もちろんです。冬は自転車に乗れないと言う人もいるでしょうが、そんなことはありません。冬でもサイクリングはできます。バイクにちょっとした余分の装備を施せばより快適になりますし、保温性の高いサイクリングキットを身に着ければ冬でもバイクを使い続けることができます。

冬用のバイクが必要でしょうか?

夏時間が終わったら使う冬専用バイクを持つライダーもいますが、通勤と街中の走行専用にコミューターバイクシティバイクを購入する人もいます。どちらの方法でも、ロードバイクは天候の良い夏のライド用に取っておき、厳しい冬の走行条件に曝してコンポーネントを消耗させることを避けることができます。

別の選択肢として、市販品のアクセサリーを使って、手持ちのバイクを冬用マシンに改造する方法もあります。

冬への備えが万全なバイク

よくできた冬用バイクは、快適で信頼性が高く、高耐久です。あまり魅力的には感じられないかもしれませんが、A地点からB地点までライダーをつつがなく送り届けてくれます。そこが肝心なのです。

冬の自転車通勤対策 マッドガードとパニアバッグは冬の自転車通勤に大変有用です。
マッドガード

濡れた路面を走り、ホイールからの飛沫を浴びる以上に最悪なことがあるでしょうか? 自転車用マッドガードはこれを防ぎ、フレームを泥や雨、路面の飛沫から守るのに役立ちます。多くのクロスバイクには最初からマッドガードが組み込まれていますが、他のバイクでも対応するマッドガードを購入することができます。

タイヤ

冬の様子は、お住まいの国によってさまざまです。ある国の夏の様子が、別の国の冬と同じということもあり得ます!氷点下の温度とパンクのしやすさは、冬用のバイクタイヤを入手する上で重要なポイントです。冬を乗り切るためには、耐パンク性と快適性の高い幅広タイプのタイヤを選びましょう。真冬のパンクだけはどうしても避けたいところです。

一部のブランドでは、日常的に氷雪路を走る場合のために、グリップの優れたスパイクタイヤを用意しています。お住まいの地域で特に氷雪が厳しい場合は、スパイクタイヤはマウンテンバイクを含むあらゆるバイクにおすすめの装備です。

冬用のサイクリングアクセサリー

冬は日照時間が短いので、暗い中での走行が増えます。高性能のライトとパニアバッグで、予測のつかない天候や走行条件の変化に備えましょう。

冬の自転車通勤対策 冬の自転車通勤には、高性能のライトが不可欠です。
ライト

ほとんどの国では、日没から日出までの走行時、バイクライトの使用が法的に義務づけられています。最良の冬用バイクライトは現地の法律(たとえばドイツのStVZO法)を厳守しており、前方の路面を照らし、他の道路使用者からの被視認性を確保するのに十分な明るさを備えています。

パニアバッグ

パニアバッグは、ノートパソコン、予備の衣類や靴、通勤途中に必要なさまざまなアイテムの収納に適しています。最近のパニアバッグはほとんどすべて防水なので、じめじめした冬の天候での走行に理想的です。パニアバッグは年間を通して使用でき、リュックサックにあらゆるものを詰め込むのと比較して、快適に走行できます。パニアラックを取り付ける前に、バイクへの適応を確認してください。

冬の自転車通勤対策 冬のライドの服装は、重ね着(レイヤリング)が基本です。

冬のサイクルウェアの選び方

厳しい寒さに立ち向かうには、とにかく防寒が最優先になります。冬のライドの服装は、重ね着(レイヤリング)が基本です。サーマルベースレイヤー、厚手のソックス、防水ジャケットが活躍します。(きつい上り坂などで)もし暑ければ1枚脱いだり、後で寒ければ着たりして、温度調節ができます。

安全にバイクを操り、ギアを操作し、行きたい方向を他の道路使用者に合図するために、手先を冷えから守る必要があります。冬用サイクリンググローブは、多くの場合、操作性を損なうことなく、分厚く作られています。

手と同様に、足も温かく乾いた状態に保つことが必要です。厚手のソックスと冬用オーバーシューズは、足を凍えから守ってくれます。

冬季におけるバイクのお手入れ

冬場の洗車は、なかなか辛い作業ですが、長い目で見れば効果的です。路上の融雪剤(塩カル)は簡単にコンポーネントに入り込み、腐食させることがあります。2~3日おきに軽く水で流すことで、塩分の多くを洗い落とすことができますが、月に1回程度、数時間かけて丁寧に洗車すると良いでしょう。

チェーンがなめらかに動き、ギア上でなめらかに変速するように、日常的に点検清掃してください。雨に対する皮膜を作るウェットタイプのチェーンオイル(チェーンルブ)を使用しましょう。

濡れた路面を走ると、ドライ時に比べてブレーキが早く消耗します。ブレーキパッドの厚さに注意し、完全に摩耗する前に交換してください。

冬の自転車通勤対策 冬は、E-バイクに乗るのに素晴らしい季節です。

冬にE-バイクを使えますか?

E-バイクがあれば、汗だくにならずに街中をスムーズに走ることができます。冬にE-バイクに乗る際は、バッテリー寿命に注意を払ってください。充電式のバッテリーは、気温が低いと寿命が短くなります。自宅を出発する前に、必ず充電状態を確認するようにし、必要な場合は充電器を持ち歩いてください。E-バイクのバッテリーのお手入れ方法については、Canyonのガイドに詳しく記載されています。

冬のサイクリング

冬でも転倒せずに走るには、状況に合わせてライディングスタイルを調整することが重要です。可能な限り動きの急な変化を少なくして、安定した一定速度で走ることが大切です。曲がり角は通常よりも若干大きく回り、コーナーを攻めるのはやめましょう。冬はスピードが落ちて走行時間が少し長くなったり、交通量が増えたりすることがあるため、通勤時間を長めに取りましょう。

安全が確保できるなら、(路上のゴミや氷が集められる側溝から距離を取って)車線の中央を走行しましょう。ドライバーからの被視認性を高め、パンクの可能性を下げるために役立ちます。

油断のならない走行条件では、リスクを冒さないようにしてください。別の選択肢として、一部区間でバイクを列車に載せて、移動経路を分割する方法があります。

冬の自転車通勤の準備はできましたか?

ライトは充電済みですか? -はい。グローブ、予備の上着、防水ジャケットはありますか? -はい。バイクは良好な状態ですか? -はい。出発準備完了です!冬のライドを楽しみ、この独特の季節をバイクで満喫してください。

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