Torque 29

Flip Chipでジオメトリーを変更し、2つのポジションを選ぶことができます。ヘッドチューブとシートチューブのアングルが0.5度変化し、BBハイトも8mm変わるので、Torque CFを自分に合わせてセッティングできます。

長い上りをシッティングで登る場合に備えて、シートチューブは78度（LOモードでは77.5度）と立ち気味になっています。リーチも長めに設定されているため、テクニカルな上りでも適切なポジションでしっかりとトラクションをかけることができます。

Torqueのリーチはアグレッシブなポジションでライダーの重心がバイクの中心に来るように設定されています（Mサイズのフレームで465mm）。ステアリング特性に優れ、軽い力で機敏に動き、上りではゆったりとしたポジションを取れるので、バイクとの「一体感」が得られます。

63.5度（HIモードでは64度）というかなりスラックなヘッドチューブアングルと、オフセット量が小さいフォーク、長いリーチというセッティングで、高速域での安定性が高いので難しいトレイルも安心して攻められる一方、ハンドリングの応答性も優れています。

年間を通じて安定した性能。サスペンションに高耐久性ベアリングを採用し、悪条件の中で使ってもスムーズな動きが長く保たれます。

簡単に入手できるディレーラーハンガーを採用しているので、曲がってしまったときもショップに行けば手軽に購入できます。

また、後方に多少回転するので、リアディレーラーに衝撃を受けても壊れにくくなっています。

一体型のゴム製ダウンチューブプロテクターと溶接されたシートステープロテクターが予想外の岩やクラッシュからフレームを守ります。独自設計のチェーンステープロテクターは波型になっていてチェーンのバタ付きを抑制し、後三角全体を守ります。

細かい凸凹に追従し、ストローク中盤では粘り強く、大きな衝撃にはプログレッシブに反発力が増加。Torqueはシリアスなライダーに向けた速くてアクティブなバイクです。サスペンションはアグレッシブな乗り方でも底付きしにくいセッティングになっていて、全力で攻めることができます。

Torqueの剛性が最適化されて信頼性が増し、これまで以上に自信を持って安全に乗ることができます。フレームの中で特に力がかかる場所を補強し、トラクションや許容幅を損なうことなくバイクの安定性と応答性を高めました。

新しいTorqueは、テストを経てダウンヒルワールドカップで優勝実績があるSenderと同じカテゴリー5に位置付けられていて、どんなに激しい衝撃にも耐えます。