エリック・シュピーカーマンはドイツのタイポグラファー、タイプデザイナーであり、情熱的なサイクリストであり、自転車のコレクターでもあります。73歳となった今も、ベルリン、ロンドン、サンフランシスコを拠点に精力的に活動しています。数多くの有名なフォントを開発し、世界的に有名な企業のコーポレートデザインプログラムの作成にも携わっています。そしてCanyonとの最新プロジェクトが、今回アンヴェイルされる「Ultimate CF SLX 8 LTD」なのです。

「サイクリングでは、適切なジオメトリー寸法がバイクのフィーリングや乗り心地を決定付けます。そして、自転車のデザインと同じように、グラフィックデザインにも寸法が関わってきます。それらはすべてひとつながりです。そのためひとつのパラメータを変えれば、他のパラメータもすべて見直さなければなりません。Ultimateのフレームはすっきりした無駄の無いラインから構成されており、そのため私の思うグラフィックデザイン言語を狙い通りに表現することができました。」

「昔は今と違って、紙にスケッチを描いて、そこにグラフィックの要素と寸法を書き込んでいました。修正は赤色で、そして寸法は水色で書くんです。これは写真フィルムで複製するときに、この色は写らないからです。つまり水色の文字は、グラフィックデザイナーをはじめとする印刷関係者だけの秘密の言語だったというわけです。」

"エリック・シュピーカーマンエディションのUltimate CF SLX 8 バイクは、世界で50台しか生産されません。一台一台すべてのモデルが、クリエイターの象徴的な美学と芸術性を証明しています。
正確な変速性能を備えたSRAM Force eTap AXSグループセットと軽量なZipp 404 Firecrestホイールを装備する、このUltimate LTD。単なるディスプレイピースではなく、すぐにでも実戦に参加できる高性能レースバイクです。"